仏教用語について
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た
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大衆(だいしゅう)
仏教では多くの僧侶のことをいいます。
また法を聞くために集まった僧俗の男女の総称。
大悲(だいひ)
衆生をあわれみ、その悩みを除き去る仏の大きな慈悲。
醍醐味(だいごみ)
牛乳には、乳・酪・生酥(しょうそ)・熟酥・醍醐の五味があると言われます。
その一つの味で、食物の最上の味。
托鉢(たくはつ)
僧尼が経文をとなえながら、鉢を托出して米や金銭を乞うて歩くことです。
鉢は木製の食器です。
打坐(たざ)
坐禅することです。
只管(しかん)打坐といえば、余念なく専心に坐ることをいいます。
荼毘(だび)
死者の死体を焼いて骨を葬ることです。
檀那・旦那(だんな)
人に物を施したり法を施すことです。
真心をもって布施する人。
陀羅尼(だらに)
仏の教えの精要で、神秘的な力を持っていると信じられる呪文。
総持とか能持と漢訳され、本来は、すべてのことや教えをよく記憶して忘れない力、の意味です。
他力(たりき)
人間の力を超えた阿弥陀仏の本願の力。
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ち
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智慧(ちえ)
人生や社会の真実の姿を見きわめ、邪正を分別し、真理を直観する能力。
畜生(ちくしょう)
地獄・餓鬼とともに三悪道の一つ。
中尊(ちゅうそん)
仏壇中央にまつられる尊像。
中道(ちゅうどう)
極端な享楽や、極端な苦行にかたよらない中正な仏教の実践の立場。
長老(ちょうろう)
深い学徳を身につけた高僧のことです。
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つ
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追善(ついぜん)
死者の冥福を祈るため後から善事を営むことです。
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て
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天(てん)
仏教でいう天は、三界にある諸天の天界のことです。
すなわち、人間界の上にあって、すぐれた果報を受ける者のみが住む世界。
点心(てんじん)
禅宗で、定時の食事の間に少量の間食を摂ることです。
転読(てんどく)
経典の最初から終わりまで全部を読む真読(しんどく)に対し、経の初・中・終の数行だけを読むことです。
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と
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東岸(とうがん)
西岸の対。
西岸とは西方極楽浄土のことです。
彼岸のことです。
従って東岸は此岸、裟婆のこと
塔婆(とうば)
円塚、廟に当たる。
舎利をおさめたり、あるいは供養や報恩のため高く築いた建造物。
東司(とうす)
禅宗で便所のことをいいます。
斎(とき)
小乗仏教の僧侶は正午以前に食事をとり、それ以後は摂らないが、食事をしない時間を非時(ひじ)といい、食すべき時の食事を時食、斎食といいます。
そのことから、僧侶の食事や法事での食事を斎といいます。
得度(とくど)
剃髪して僧侶になることです。