仏陀の教え-仏教用語集-さ行

仏陀のことば-仏教用語-さ行

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仏教に関する用語を集めてみました。

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仏教用語について

仏教用語について-さ行

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罪悪(ざいあく)

本来の道理に反し、または戒律を犯して苦果を招く行い、人から非難を受ける行いを罪といい、このような罪となる悪業を罪悪といいます。
貧・嗔・癡の三毒、特に大乗では嗔・癡をいいます。

在家(ざいけ)

出家にたいしていいます。
家に居住して、生計を営みながら仏教に帰依し、三帰五戒を受け優婆塞、優婆夷となった者。あるいは、単に在俗の人。

西向而臥(さいこうにが)

西に向って臥すことです。
弥陀信仰に由来する。
常に阿弥陀如来の来迎を予測して西方浄土に往生

済度(さいど)

衆正を苦や煩悩や罪業から救って、悟りの彼岸へ渡すことです。
済は救済、度は度脱。
煩悩を脱して安楽の地に至らしめることです。

賽銭(さいせん)

神仏に対し、恩徳や利益に感謝してお金を捧げることです。

西方(さいほう)

西方浄土のことです。
また極楽浄土のある方角。

座禅(ざぜん)

坐して禅定を修することです。
両足を組んで坐り精神を集中し、思いをこらし、無念無想の境地に入ることです。
インドの宗教が行ってきた行法で、仏教が採用した。
結跏趺坐と半跏趺坐があります。

作務(さむ)

禅宗で、自給の僧院生活に必要な日常作業のことです。

生飯(さば)

食事のときに、飯の一部をとり分けておいて、幽界の衆生や鬼神、鳥獣などに供するもの。
三飯・散飯・三把とも書く。
さんばん、とも読む。
生食、衆生食ともいいます。
餓鬼・鬼子母神に供えるために、食前にとり分けた少量の飯をいいます。
衆生の飯米の意味です。

作法(さほう)

日常の行住坐臥、または、儀式などで守るべき礼法をいいます。
法にかなった動作。
礼儀作法、行儀。
しきたり、きまり、慣例、さだめ。
懺悔、授戒・仏事など、所定の法によって行う所作の法式。

散華(さんげ)

仏教の儀式において花をまき散らすことです。
紙製の花弁をまくことが多い。

三界(さんがい)

衆生が生死流転する世界。
仏教の宇宙論では、欲界・色界・無色界の三つに分かたれる。

三帰依(さんきえ)

仏・法・僧の三宝に誠心をささげることです。

三世(さんぜ)

過去世、現世、来世をいいます。

三塗(さんず)

三途とも書く。
地獄・餓鬼・畜生の三つの悪道。

三毒(さんどく)

三垢(さんく)ともいい、むさぼり、いかり、おろかさの三つの迷い。

三昧(さんまい)

心を平静にし、他念なく注意を一心に集中した状態。

三十二相(さんじゅうにそう)

仏にそなわっている三十二種の特徴。

僧伽(さんが)

和合衆とも言われます。
比丘(びく)、比丘尼(びくに)が集まって成る教団。


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四恩(しおん)

父母の恩、衆生の恩、国王の恩、三宝の恩(仏・法・僧の恩)をいいます。

色(しき)

物質のことです。

色即是空(しきそくぜくう)

色とは形あるものの意味です。
物質の一般。
すべて形あるものは、因縁によって生じたものであり永劫不変の実体がない、ということです。

四苦八苦(しくはっく)

生・老・病・死の四つの苦しみと、愛別離苦・怨僧会苦・求不得苦・五陰盛苦の四つを加えて八苦といいます。

自信教人信(じしんきょうにんしん)

阿弥陀仏の本願の救いを自分も信じ、他人にも信を勧めることです。
他人への教化が阿弥陀仏への報恩となります。

四諦(したい)

人生のすべてを苦とする苦諦。
苦は煩悩に由来するとする集諦(じったい)、煩悩を滅すれば苦も滅するとする滅諦、それに至るには仏道を実践しなければならぬとする道諦の四つをいいます。

四大(しだい)

地・水・火・風の四つの元素。

七高僧(しちこうそう)

親鸞が本願念仏の先人として讃嘆した印中日3国7人の高僧。
龍樹と天親、曇鸞と道綽と善導、源信と源空(法然)。

沙門(しゃもん)

出家して仏道を修行する人をいいます。

四天王(してんのう)

仏教の世界で、その中心の須弥山に住むといわれる、持国天王、増長天王、広目天王、毘沙門天王をいいます。
いずれも威力強大な仏教の守護神。

沙弥(しゃみ)

出家して十戒を守り、具足戒を受けるまでの小僧。
女子の場合は沙弥尼(に)と呼ぶ。

声明(しょうみょう)

経典の文句や、和讃などを、仏前で一定の音律により唱えることです。

舎利(しゃり)

火葬にした遺骨のことで、とくに仏陀の遺骨をさす。

声聞(しょうもん)

元来は、仏の声を聞いた者、仏の直弟子を指したが、大乗経典では小乗仏教の僧を指す。

諡号(しごう)

人の死後、徳行をたたえて贈る号。

折伏(しゃくぶく)

無信心者、異教徒、異端・邪義を強く説き伏せて、正法に帰伏させる厳愛の行為。
慈折ともいいます。

娑婆(しゃば)

煩悩や苦悩に満ちているこの世。

精進(しょうじん)

一心に仏道修行にはげむことです。
普通、肉食を避けて菜食することをいいます。

新発意(しんぼち)

発意は発心で、悟りを求め仏門に入ることです。
新発意は新弟子をいいます。

衆生(しゅじょう)

この世に生きとしいけるもの一切をいいます。

出世(しゅっせ)

普通は、社会的地位の上がることをいうが、仏教では如来(または救済者)が、この世に出現することをいいます。

慈悲(じひ)

仏、菩薩が衆生をあわれみ、いつくしむことです。

浄土(じょうど)

仏や菩薩の住する清浄なる国土。
西方極楽をさしていう場合が多い。

受戒(じゅかい)

仏門に入る者が、定められた戒律(五戒、十戒、具足戒)を受けることです。
自業自得(じごうじとく)
自分のなした行為によって、自分の身に報いを受けることです。

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随喜(ずいき)

他人の善行を見て、これに感動し随同することです。

厨子(ずし)

左右開きの扉がついた仏像を安置する箱。

頭陀袋(ずたぶくろ)

衣食住の三つについての欲望を打ちはらう修行を頭陀行というが、この行に必要な最低生活の道具を入れて首にかけて歩く袋をいいます。


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世間(せけん)

過去・現在・未来の三世にわたって流転していく世の中。

世尊(せそん)

尊貴の人に対する尊称。
仏陀に呼びかける際に、弟子が用いた言葉。

雪山(せっせん)

インド北部のヒマラヤ山脈のことです。
大雪山ともいいます。

施主(せしゅ)

布施を行う当主。
自ら財物を投じて法会を開き、僧尼を供養する人。
また儀式を営む当主をもいいます。
善知識(ぜんちしき)
人に正法を説いて、仏道を導き、縁を結ばせる高徳の人。

禅(ぜん)

瞑想の意味です。
定・静慮・思惟修と漢訳。
禅定とも。


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桑門(そうもん)

僧侶のことです。

祖師(そし)

一宗一派の開祖をいいます。

相好(そうごう)

普通は顔かたちをいうが、仏教では仏の相貌、身体つきのすぐれたことをいいます。

卒塔婆(そとうば)

死者の追善供養のために墓の後ろに立てる、上部が塔の形の細長い板。
経文、戒名、施主名などを書き入れる。

増上慢(ぞうじょうまん)

悟りに至っていないのに、悟ったかのように思い上がり高ぶることです。

即心是仏(そくしんぜぶつ)

人間が本来もっている心そのままが仏であることです。
心を単に分別判断の道具ではなく存在の原理であるとしたとき、そのまま仏である、の意味です。